
そもそも占いとは?何なの?
「今日の運勢は?」「あの人との相性は?」「私の天職って…?」
悩みがある時、未来が気になる時、私たちは「占い」にそっと答えを求めたくなりますよね。
世の中には、タロットカード、西洋占星術、手相、霊視…本当にたくさんの種類の占いがあります。でも、「どの占いが自分に合っているの?」「そもそも、どんな違いがあるの?」と疑問に思ったことはありませんか?
実は、占いの種類や特徴を知ることで、あなたの悩みや目的に合った占いを見つけやすくなり、鑑定結果への理解も深まり、占いがもっと面白く、もっと有意義なものになるんです!
そこで、アルスノトリアでは新シリーズ【占いの知識を深めて、より楽しもう!】をスタートします!
第1弾となる今回は、多種多様な占いの「基本となるジャンル」をご紹介。占いの世界の地図を手に入れて、あなたの占いライフをさらに充実させましょう!
なぜ占いの種類を知ると良いの?
星占い、タロット、手相…それぞれアプローチが全く異なりますよね。占いの種類を知るメリットは、
- 相談内容に合った占術を選べる: 長期的な運命を知りたいのか、今の彼の気持ちを知りたいのかで、適した占術は変わります。
- 鑑定結果を理解しやすくなる: その占術が何を得意とし、どんな視点から見ているのかが分かると、アドバイスの受け止め方が変わります。
- 期待値を調整できる: 例えば、「卜術」で「一生の運命」を詳細に占うのは少し難しい、といったことが理解できます。
- 自分の好みが見つかる: 論理的な占いが好きか、インスピレーション重視が好きかなど、自分に響く占術が見つかるかもしれません。
では、早速、占いの主なジャンルを見ていきましょう!
占いの基本分類:伝統的な「命・卜・相」
東洋思想を源流とする考え方では、占いは大きく3つのカテゴリーに分類されます。
1. 命術(めいじゅつ) ~あなたの設計図を知る~

- 特徴: 生年月日、出生時間、出生地、姓名など、生まれた時に定まった、基本的に変わらない情報を基に占います。その人の持って生まれた性質、才能、運命の傾向、人生全体の流れ(運気のバイオリズム)などを読み解くのが得意です。
- 代表的な占術:
- 西洋占星術(ホロスコープ)
- 四柱推命(しちゅうすいめい)
- 紫微斗数(しびとすう)
- 数秘術(すうひじゅつ)
- 九星気学(きゅうせいきがく)
- インド占星術 など
- どんな時に向いてる?
- 「自分の本質や才能を知りたい」
- 「人生のテーマや課題は?」
- 「長期的な運勢の流れを知りたい」
- 「あの人との根本的な相性は?」
2. 卜術(ぼくじゅつ) ~「今」と「近い未来」を探る~

- 特徴: 占うその瞬間の偶然性を利用して、特定の質問に対する答えや、近い未来の状況、相手の気持ちなどを占います。「今、どうすべきか」「あの人はどう思っているか」といった、変化していく状況や具体的な問題へのアドバイスを得るのに適しています。
- 代表的な占術:
- タロットカード
- 易(えき)
- ルーン占い
- ダウジング
- オラクルカード
- おみくじ など
- どんな時に向いてる?
- 「今の彼の気持ちが知りたい」
- 「AとB、どちらを選ぶべき?」
- 「この問題はどう解決したらいい?」
- 「今日の運勢は?」
3. 相術(そうじゅつ) ~形から読み解き、運を変える~

- 特徴: 目に見える形や姿から、その人の性質、運勢、吉凶などを判断します。手相や人相のように持って生まれた形を見るものもあれば、風水や姓名判断のように、形を変えることで運勢に影響を与えることができるとされるものもあります。
- 代表的な占術:
- 手相
- 人相・観相(かんそう)
- 風水
- 姓名判断
- 墓相・家相 など
- どんな時に向いてる?
- 「手相から自分の健康運や性格を知りたい」
- 「家の運気を上げるにはどうしたらいい?」(風水)
- 「名前が運勢に与える影響は?」
- 「人相から相手の性格を推測したい」
もう一つの大きな流れ:霊術(れいじゅつ)
上記の伝統的な「命・卜・相」とは別に、現代の占いシーンで非常に人気が高いのが「霊術」です。
- 特徴: 占い師自身の霊的な能力(霊能力)、つまり霊感(インスピレーション、第六感)、霊視(視えないものを視る力)、霊聴(聴こえないものを聴く力)、チャネリング(高次の存在と繋がる力)などを用いて鑑定します。システムや道具に頼る度合いが低く、占い師個人の資質によるところが大きいのが特徴です。
- 代表的な占術:
- 霊感・霊視鑑定
- オーラ鑑定
- スピリチュアルカウンセリング
- チャネリング
- 前世鑑定
- 守護霊対話 など
- どんな時に向いてる?
- 「言葉では説明しにくい問題の根本原因を知りたい」
- 「亡くなった人のメッセージを受け取りたい」
- 「自分の魂の目的や使命は?」
- 「目に見えない存在からのアドバイスが欲しい」
当たる?当たらない? 霊感は必須なの?

占いの世界でよく聞かれるのが、「霊感がないと当たらないのでは?」という疑問です。特に霊術が人気を集める中で、そう感じる方もいるかもしれません。
しかし、「霊感がないタロット占い師の方が、よっぽど当たる」という声も、実はよく耳にします。これはどういうことでしょうか?
- 「当たる」の定義: まず、「当たる」とは何か? 未来を正確に予言することでしょうか? それとも、相談者が納得し、前向きになれるアドバイスを得られることでしょうか? 目的によって「当たる」の意味合いは変わってきます。
- 占術の習熟度: 命術、卜術、相術は、それぞれに膨大な知識と深い解釈、長年の経験が必要です。体系化された占術を深く学び、熟練した占い師は、霊感・霊視に頼らずとも、驚くほど的確な分析やアドバイスを行うことができます。特にタロットなどは、カードの絵柄から読み取る「直感」も重要ですが、それは必ずしも霊能力とはイコールではありません。
- 占い師の総合力: 結局のところ、占いの「当たる・当たらない」は、占い師の総合的な「腕」によるところが大きいと言えます。占術の知識や技術はもちろん、相談者の話を丁寧に聞く力、物事を多角的に捉える力、そして結果を分かりやすく伝え、相談者を勇気づけるコミュニケーション能力などが重要になります。
霊感・霊視は素晴らしい能力ですが、それがなければ良い鑑定ができないわけではありません。大切なのは、その占い師がどの占術を深く修め、誠実に相談者と向き合っているかを見極めることかもしれませんね。
まとめ:まずは基本を知って、自分に合う占い探しを楽しもう!

今回は、【占いの知識を深めて、より楽しもう!】シリーズの第1弾として、占いの大きなジャンルである「命術」「卜術」「相術」、そして「霊術」についてご紹介しました。
- 命術: 生まれ持った運命や性質を知りたい時に
- 卜術: 今の状況や相手の気持ち、近い未来を知りたい時に
- 相術: 形から意味を読み解きたい、環境を変えて開運したい時に
- 霊術: 目に見えない世界からのメッセージや深い洞察を得たい時に
大まかな違いを知ることで、「こんな悩みだから、今度は〇〇術が得意な先生に相談してみようかな?」と、より目的に合った占い選びができるようになるはずです。
もちろん、占いは楽しむことが一番! この記事が、あなたが占いの世界をより深く、面白く探求するきっかけとなれば嬉しいです。
次回以降は、それぞれのジャンルや、人気の占術について、さらに深掘りしていく予定ですので、どうぞお楽しみに!